憧れのステーキ

憧れのステーキ

私はレストランやステーキハウスに行った時、ステーキがどうしても注文できません。ステーキと言ってもチキンやポークは抵抗無く注文できますが、本命のビーフは躊躇してしまうのです。所持金に余裕があっても、ハンバーグや生姜焼きにしてしまいます。腰が引けてしまうというか、私のようなものがステーキなんて食べて良いのか、という気持ちが働いてしまうのです。

 

私にとってステーキは昔から高級というイメージがあり、実家に住んでいた頃は、ステーキなんて食卓で一度も見たことがありませんでした。そんな高級食材であるステーキは、私にとって夢の料理で、おいそれとは食べられない代物なのです。
その感覚が大人になった今でも抜け切れていないのか、未だにステーキを見ると緊張してしまい注文できないのです。本当は肉料理の中でもステーキが一番好きなのに。

 

まるで目の前に凄く魅力的な女性がいて、自分はその人の事が好きなのに声を掛けられない、話しかける事すら出来ない感じです。自分が情けなくなります。一度でいいから「サーロイン」や「フィレ」を堂々と、いや普通に注文してみたいと思っています。でもこれは育った環境によるもので、そう簡単には直らないでしょう。